過去の話 − その8
2003年2月7日前回の続き。
3月31日から4月1日にかけて
深夜にチャットをしていた。
知り合って1ヶ月ちょっとで、
2回ほど一緒に出かけて、
なんていうか、話も楽しいし、
性格的にも素敵な人で、
そのうえ美人なら付き合いたいと思うのが人情で。
まぁ、チャットをしてたときのこと。
「あたしね…マナブに言わなきゃならないことがあるんだけど…」
「うん。なんでしょう?」
「…もうすぐオーストラリアに行くんだ…。留学しようと思って…。」
「…ウソっ!」
このとき、目の前が真っ白になった。
好きだと告げることなくこの恋が終わるのかと思った。
必死で今、自分に出来ることを考える。
彼女を元気よく見送ることが俺に出来るたった一つのことだった。
「そうかぁ…。淋しくなるけど、元気でね。」
「…プッ!!あははっ!ウソだよ!!」
「…はぁっ???何ですとぉ?」
「いや…あはは、マナブ面白い!!もう4月1日だよ!エイプリルフールだよ!」
「…むぅ…。」
「こんなに見事に騙されるなんて!マナブっていいヤツだねぇ。」
「あのう…。俺の時計ではまだ3月31日の11時58分なんだが…。」
「へっ?!マジで?…本気だと思ったの?」
「当たり前じゃないか。4月1日になったら嘘だと思われるから、日付が変わる前に言ったのかと思ってたんだよ。。。」
「…あちゃぁ…ゴメン…。でもオーストラリア行きはマジで嘘だから!」
「うん。了解。そんじゃまた明日。」
ほっとしたよ。
とりあえず、明日、自分の気持ちを伝えなきゃって思った。
でも、4月1日。
二人で花見に行って、
たくさんドライブして。
帰り際、告白しようかと思ったけど。
まだ4月1日。
自分の気持ちはウソじゃないから。
4月2日になるのを待って、電話で告白した。
すんなり「OK」だと言ってくれた。
というより、彼女も俺のことが好きだったと言ってくれた。
ずっと俺に告白させようと画策していたらしいが、もし俺が言わなかったら、来週くらいに自分から告白しようと決心していたと彼女は話してくれた。
正直、嬉しかった。
ということで、まだ続きます。
次回は付き合いだしてからのお話。
別れるまでの気持ちのすれ違いがメインになります。
3月31日から4月1日にかけて
深夜にチャットをしていた。
知り合って1ヶ月ちょっとで、
2回ほど一緒に出かけて、
なんていうか、話も楽しいし、
性格的にも素敵な人で、
そのうえ美人なら付き合いたいと思うのが人情で。
まぁ、チャットをしてたときのこと。
「あたしね…マナブに言わなきゃならないことがあるんだけど…」
「うん。なんでしょう?」
「…もうすぐオーストラリアに行くんだ…。留学しようと思って…。」
「…ウソっ!」
このとき、目の前が真っ白になった。
好きだと告げることなくこの恋が終わるのかと思った。
必死で今、自分に出来ることを考える。
彼女を元気よく見送ることが俺に出来るたった一つのことだった。
「そうかぁ…。淋しくなるけど、元気でね。」
「…プッ!!あははっ!ウソだよ!!」
「…はぁっ???何ですとぉ?」
「いや…あはは、マナブ面白い!!もう4月1日だよ!エイプリルフールだよ!」
「…むぅ…。」
「こんなに見事に騙されるなんて!マナブっていいヤツだねぇ。」
「あのう…。俺の時計ではまだ3月31日の11時58分なんだが…。」
「へっ?!マジで?…本気だと思ったの?」
「当たり前じゃないか。4月1日になったら嘘だと思われるから、日付が変わる前に言ったのかと思ってたんだよ。。。」
「…あちゃぁ…ゴメン…。でもオーストラリア行きはマジで嘘だから!」
「うん。了解。そんじゃまた明日。」
ほっとしたよ。
とりあえず、明日、自分の気持ちを伝えなきゃって思った。
でも、4月1日。
二人で花見に行って、
たくさんドライブして。
帰り際、告白しようかと思ったけど。
まだ4月1日。
自分の気持ちはウソじゃないから。
4月2日になるのを待って、電話で告白した。
すんなり「OK」だと言ってくれた。
というより、彼女も俺のことが好きだったと言ってくれた。
ずっと俺に告白させようと画策していたらしいが、もし俺が言わなかったら、来週くらいに自分から告白しようと決心していたと彼女は話してくれた。
正直、嬉しかった。
ということで、まだ続きます。
次回は付き合いだしてからのお話。
別れるまでの気持ちのすれ違いがメインになります。
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