過去の話 − その7
2003年2月6日もう恋はしないと決めた2000年春。
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出会いなんて些細な事。
当時、切ない恋愛小説ばかりを読んでいた。
桜井亜美、江國香織、鷺沢萠。
その中で鷺沢萠さんのファンサイトを探していたときのこと。
同じ県内の同世代の女の子のサイトを見つけた。
何気なく掲示板に書き込みして。
そしたら彼女も俺のサイトに書き込みしてくれた。
そんな出会い。
ネットはバーチャルな世界。
偽ろうと思えばいくらでも偽れる。
前回の件でネットの人とは会わないでおこうって
決めてた節もあった。
そのうちメールやチャットでお互いのことを話して、
同じaikoのファンだということも分かって。
俺「新しいアルバム買ったよ!」
彼女「じゃあダビングしてよ!」
郵送にしようと思ってた。
なのに。
ある雨の日曜日。
会う約束をした。
MDを渡すだけのためだったのに、
なぜか水族館へ。
水族館内の喫茶店で珈琲を飲みながら話をした。
同じ銘柄の煙草。
お酒が好きなこと。
音楽の話。
いろんな話をして、
でも、なるべく立ち入らないように。
恋に落ちるのが怖かったから。
その日の昼下がりに彼女を家の近所まで送っていって、
それきり、会わないでいようと思った。
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ネットで毎晩のように他愛ない話をする。
それだけで充分だった。
それなのに。
来週末、海を見に行こうと思うんだ。
なら、私の家の近所通るよね?
うん?
Pick me up?
2週間後に2度目の顔合わせ。
それからだろうか。
彼女のことが気になりだしたのは。
どうして彼女は俺の隣にいるんだろう。
それほどカッコイイわけでもない。
たまに面白い話をするくらい。
背もそんなに高くない。
流行なんかそっちのけのスタイル。
ひょっとして、彼女は俺のこと…?
いや、馬鹿馬鹿しい。
そんなことあるわけない。
3月31日から4月1日にかけての深夜チャットで
俺は自分の想いに気付かされることになる。
〜 続く 〜
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出会いなんて些細な事。
当時、切ない恋愛小説ばかりを読んでいた。
桜井亜美、江國香織、鷺沢萠。
その中で鷺沢萠さんのファンサイトを探していたときのこと。
同じ県内の同世代の女の子のサイトを見つけた。
何気なく掲示板に書き込みして。
そしたら彼女も俺のサイトに書き込みしてくれた。
そんな出会い。
ネットはバーチャルな世界。
偽ろうと思えばいくらでも偽れる。
前回の件でネットの人とは会わないでおこうって
決めてた節もあった。
そのうちメールやチャットでお互いのことを話して、
同じaikoのファンだということも分かって。
俺「新しいアルバム買ったよ!」
彼女「じゃあダビングしてよ!」
郵送にしようと思ってた。
なのに。
ある雨の日曜日。
会う約束をした。
MDを渡すだけのためだったのに、
なぜか水族館へ。
水族館内の喫茶店で珈琲を飲みながら話をした。
同じ銘柄の煙草。
お酒が好きなこと。
音楽の話。
いろんな話をして、
でも、なるべく立ち入らないように。
恋に落ちるのが怖かったから。
その日の昼下がりに彼女を家の近所まで送っていって、
それきり、会わないでいようと思った。
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ネットで毎晩のように他愛ない話をする。
それだけで充分だった。
それなのに。
来週末、海を見に行こうと思うんだ。
なら、私の家の近所通るよね?
うん?
Pick me up?
2週間後に2度目の顔合わせ。
それからだろうか。
彼女のことが気になりだしたのは。
どうして彼女は俺の隣にいるんだろう。
それほどカッコイイわけでもない。
たまに面白い話をするくらい。
背もそんなに高くない。
流行なんかそっちのけのスタイル。
ひょっとして、彼女は俺のこと…?
いや、馬鹿馬鹿しい。
そんなことあるわけない。
3月31日から4月1日にかけての深夜チャットで
俺は自分の想いに気付かされることになる。
〜 続く 〜
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